特別企画 八代亜紀×小林幸子 大事なことは「キャバレーまわり」で教わった

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演歌の大御所ふたりが、下積み時代を語り合った

大御所と呼ばれる歌手にも、レコードが売れない、おカネもないドン底時代があった。売れない歌手のステージはキャバレー。酔客とホステスの前で歌う日々を経験したふたりが、当時を振り返る。

「お尻くらい触らせろよ」

八代:幸(さ)っちゃんが『おもいで酒』でブレイクした'79年、私は『舟唄』をリリースしたのよね。あの頃、音楽番組に出るため一緒にテレビ局をハシゴしていたとき、私がバスの中で「毎年、この一年がダメなら辞める覚悟で仕事をしている」と言ったこと覚えてる?

小林:ええ、そんなこともありましたね。私は苦節15年でのヒットだったからまだしも、「人気歌手の八代亜紀でさえ、そんなことを考えているんだ!」と仰天しました。

八代:「亜紀さん、本当に? お願い辞めないで!」って本気で言ってたもんね。



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