宗教と日本人/[Ⅲ]「葬式仏教」の生き残り大作戦

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分派同士のM&A

葬儀屋の下請けバイト

介護施設の経営

住職のいない寺が2割超

「江戸時代以来の檀家制度はバブル経済の崩壊とともに崩れ、仏教の各教団は衰退の道を歩んできました。そこにコロナ禍が重なり、今ではお経をあげず、通夜や告別式も行わずに火葬だけをする『直葬』や、家族だけで執り行う『家族葬』も増えてきました。日本人の生活習慣の中から仏教的儀礼が排除され、どの教団も窮地に立たされています」(花園大学特別教授の佐々木閑(しずか)氏)



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