[短期集中連載]新しい自民党のリーダーズ

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日本の未来は彼らの手にかかっている

「政治とカネ」問題で窮地の自民党。総裁選のお祭り騒ぎは欺瞞にも映る。しかし、これまで聞いたことのなかった「リーダーたち」が表舞台に出てきたことも事実だ。彼らが目指す国家像に迫る。

取材・文/
ノンフィクション作家
森 功

【1】
小林鷹之(49歳)
前経済安全保障担当大臣
「顔見せで総裁選に出たのではない、本気で勝ちに行きます」

安倍派若手議員の後押し

 来(きた)る9月12日に告示される自民党総裁選は8月14日に岸田文雄が出馬断念を発表し、スタートした。事実上、ひと月半におよぶ長丁場の闘いだ。

 10人以上が出馬に意欲を見せる異例の展開のなか、先陣を切ったのがコバホークこと小林鷹之(49歳)。経済産業大臣の齋藤健(65歳)も名乗りをあげた。ともに初挑戦で知名度はなかった。だが、いずれも政界期待の星と評価が高い。

 新連載『新しい自民党のリーダーズ』初回は、知られざる有力候補の素顔に迫る。




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