[永田町対談②]古川禎久(自民党)×古川元久(国民民主党)

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与野党の"異端児"が語り合う

「令和の政治改革をやろうじゃないか」

小選挙区制が諸悪の根源/日本に二大政党制は根付かない/党ではなく、人に投票するべきだ

自民党総裁選のお祭り騒ぎで、裏金問題に端を発した「政治改革」が忘れ去られていないか。自民党・古川禎久(よしひさ)元法相と国民民主党・古川元久国対委員長の同い年「古古コンビ」が永田町に活を入れる。

取材・文/峰田理津子(ジャーナリスト)

東大法学部の同級生

――与党と野党、本来であれば対立関係のお二人が、親交を深めた経緯を教えてください。

元久:知り合ったきっかけは、席が五十音順で決まる東大の入試で隣り合わせたことです。もっとも、大学時代はさほど付き合いはなかった。

禎久:元久さんは在学中に最年少で司法試験に合格して新聞に載るなど有名人でしたから、もちろん存在は知っていましたが、当時は学内で顔を合わせることもなかった。



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