[永田町対談①]加藤勝信(元官房長官)×鈴木洋嗣(紀尾井ネットワーク代表)

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次期総裁候補が語る

日本復活への処方箋

次のリーダーの座をめぐって、10人以上が意欲を見せている自民党総裁選。果たして日本の舵取りを担うにふさわしい政治家は誰なのか。「ポスト岸田」の一人が、来るべき戦いを前に胸の内を明かした。

自民党は「戦国時代」に

鈴木:加藤先生と初めてお会いするきっかけになったのは総裁選でした。今から12年前、野党だった自民党の総裁選で安倍晋三元首相が勝利した直後のことです。

 日本中が次の総選挙で政権交代が起こると予想していた当時、まだ文藝春秋に在籍していた私は、安倍さんの政権構想論文を月刊『文藝春秋』に掲載しようと動いていました。そこで旧知の菅義偉さんに連絡を取ったところ、「アベノミクス」を立案する中心メンバーだった加藤先生をご紹介いただいたわけです。



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