『どうする家康』スペシャル対談 徳川家広×磯田道史 「こうしろ、家康」

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狸じゃなかったその人生

半泣きで「どうしたらええんじゃ~!」と絶叫する主人公。大河ドラマでは、通説とはちょっと違う徳川家康像が描かれているが、その実像とは? かねてから交流深い徳川家当主と歴史学者が語り尽くす。

実はハンサムだった?

〈NHK大河ドラマ『どうする家康』が、放送開始となりました。脚本家の古沢良太さんが考える徳川家康像は「カリスマでも天才でもなく、天下取りのロマンあふれる野心家でもない、ひとりの弱く繊細な若者」。家康といえば「狸親父」のイメージが長く定着していましたが、それを覆すという作風です。〉

徳川:狸親父と呼ばれるようになったのは、家康が戦国時代人としては長命で、かつ最晩年まで歴史の表舞台にいたからだと思います。戦国大名が自然死した年齢は、だいたい50歳代なんですよ。



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