[ルポ]北海道 釧路 メガソーラーに焼かれた町

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小泉進次郎が環境相時代にぶち上げた「規制緩和」で、
自然公園が滅茶苦茶に破壊された――

釧路市内を車で走っていると、雄大な湿原のなかに、突如として太陽光パネルの海が現れる。なぜ、釧路なのか。なぜ、外資系業者の参入を止められないのか。住民、土建業者、市長、徹底取材した。

取材・文
形山昌由

把握しきれない数

「これ以上大切な湿原が壊されれば、観光業も落ち込んでしまう。エゾシカなどの野生動物にも大きな影響が出るでしょう。もうメガソーラーを作って欲しくないと思っている人はたくさんいますよ」

 釧路市内で旅館業を営む女性は、うんざりした様子でこう語った。



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