北朝鮮よ、今度こそ帰せ! もう一度、この手であなたを抱きしめたい

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ようやく進展の兆しが見えた拉致問題。しかし刻一刻と、家族の高齢化は進んでいる。これが最後のチャンス。一日でも早く、願いが叶わんことを―。
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有本明弘さん(左)、嘉代子さん夫妻は、娘・恵子さん(写真)の帰りを待ちわびる

とにかく恵子を、早く生きて帰してください

これまで長い間、被害者家族たちの思いは裏切られ続けてきた
「耳が遠くなってるから、大きな声で喋ってな」

 そう断りを入れてから、有本嘉代子さん(88歳)は、'83年に拉致された娘・有本恵子さんのことを話し始めた。


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