[製薬業界の闇をレポート]そのクスリが日本を滅ぼす

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胃薬 タケキャブ、 降圧剤 アジルバ、
脂質異常症薬 クレストール、
コロナ治療薬 ラゲブリオ ほか

「効かない」「高い」「危ない」

年間10兆円に迫る、日本の莫大な「クスリ代」。手厚い医療のためなら、カネがかかっても仕方ない――と思うかもしれないが、そのうち少なからぬ金額が、「効果がイマイチなクスリ」に浪費されている。

あの降圧剤の「疑惑」

 ある文書がこの6月、製薬業界に激震をもたらした。「総理官邸直轄」と言われる自民党の「財政健全化推進本部」がとりまとめた提言書だ。

〈現役世代等の保険料負担に配慮する観点から、(クスリの)費用対効果評価の適用を拡大する〉



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