「スーパーK」恐怖の遺伝子

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秋田県鹿角市

発端は、12年前の「ヒグマ脱走事件」。
ついに、本州のクマたちが人間を喰い始めた

一人を殺し、二人に大けがを負わせたツキノワグマ。秋田県民の生存を脅かしているこの殺人グマ出現の謎を追っていくと、本州史上最悪の被害を出した「クマ襲撃事件」との接点が浮かんできた。

鼻の半分が取れていた

 周囲に漂う獣臭、大型の哺乳類が排泄したと思われる糞、草木を倒して作ったであろう寝床、そして一人の男性の遺体。

 山に詳しい者であれば、確実に命の危険を感じる空間だ。遺体の第一発見者である高橋次郎さん(仮名)は、自らが置かれた状況についてそう感じていた。



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