[特別現地ルポ]橘玲の「ウイグル」訪問記

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習近平万歳! これが、中国流未来の「超監視社会」だ

いたるところに監視カメラと顔認証システム/
コーランが聞こえたら警察に通報/
クルマの走行距離と速度まで管理

古くから交易の要衝となり、ウイグル人やタジク人などの少数民族が暮らす新疆(しんきょう)ウイグル自治区では、近年、大開発とともに中国の同化政策が推進されている。実際に旅して見えた驚きの現実とは。

そこは絶望の社会なのか

 中国政府は近年、イスラーム教徒(ムスリム)が大多数を占める新疆ウイグル自治区に膨大な数の警官・警察署を配置するとともに、監視カメラや顔認証システムを駆使した治安維持を推し進め、欧米の人権団体からは「完全監視社会の実験場」と批判されている。



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