東洋医学で痛み、クスリ、微妙な不調におさらば/ついに科学が認めた「漢方薬の効能」

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高血圧やがん治療、アンチエイジングにも

 漢方薬というと中国独自の薬と思われるかもしれないが、実は違う。5~6世紀頃に中国から伝わった伝統医学をもとに、日本で独自に発展を遂げてきたのが漢方薬だ。

「江戸時代にオランダから伝わった西洋医学を『蘭方』と呼び、それと区別するために日本で主流となっている医学を『漢方』と呼ぶようになりました。漢方で使われる薬剤である漢方薬は、体調不良に効くものを経験に基づいて生みだした古くからの知恵で、実によくできています」(『東洋医学はなぜ効くのか』の共著者で島根大学医学部附属病院臨床研究センター長・教授の大野智氏)



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