[総力特集]認知症時代を生き抜くヒント/第一章「先生、ぼく認知症みたいなんですが、どうすればいいでしょう?」

[ptitle]
65歳以上の5人に1人がボケている

日本人は世界の中でも認知症にかかりやすく、人口当たりの患者数は世界ワースト1位だ。私たちはこの病といかに付き合っていけばいいのか。最先端を取材した――。


特別対談
山本學(俳優)×朝田隆(認知症専門医)

朝田:山本さんが初めてうちのクリニックにいらしたのは、おととしの4月でしたね。ドラマ『白い巨塔』('78年)で、田宮二郎さん演じる外科医・財前五郎のライバルである内科医の里見脩二役が印象に残っていましたから、「あの先生がいらっしゃるのか」と背筋が伸びました(笑)。

山本:ドラマを見た方から時々、「先生」と呼ばれることがあるんですよ(笑)。僕は「お茶の水に素晴らしい認知症の専門医がいらっしゃる」と人に紹介されて、朝田先生のもとを訪れました。



会員の方は