岸田&麻生vs.菅[最終決戦]「キングメーカーの座は俺がもらった」

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永田町レポート

支持率が一向に回復しない岸田政権に、党内の不満は高まるばかり。ついに菅前総理が「打倒岸田」を掲げて動き出した。政敵に負けることは避けたい総理は、自身の進退について、ある決断を下す――。

もう誰も信用できない

〈兵法勝負の道においては、何事も先手先手と心懸くることなり〉(『五輪書』・風之巻より)

 岸田文雄総理の座右の書が吉川英治の『宮本武蔵』であることはあまり知られていない。「何が武蔵だ。二刀流どころか刀折れ矢尽きた状態じゃないか」と呆れる人もいるだろう。しかし岸田総理はいま、武蔵が最も重視していた兵法の一つ「先手を打つ」を実践し、己に立ち向かってくる政敵を片っ端から迎え討たんとしている。



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