[現地ルポ]熊本「半導体バブル」の町を歩く
経済 | 2024.02.10 |
台湾のTSMCに続き、ソニーも工場建設
時給3000円で人材争奪が始まった
巨大な隕石が落ちたような衝撃――台湾の巨大企業・TSMCの進出は熊本でそう語られ、町の姿を変えた。わずか1年半の突貫工事も終わり、第1工場は開所式を迎える。現地で見えた光と影とは。
時給3000円で人材争奪が始まった
巨大な隕石が落ちたような衝撃――台湾の巨大企業・TSMCの進出は熊本でそう語られ、町の姿を変えた。わずか1年半の突貫工事も終わり、第1工場は開所式を迎える。現地で見えた光と影とは。
「台湾の守り神」の地へ
午前9時に羽田空港を発った熊本行きの機内は満席だった。
輝く別府湾を眺めているうちに飛行機は降下を始め、阿蘇のカルデラと外輪山(がいりんざん)が迫ると間もなく、長い滑走路が左手に見えてきた。
ふと真下に目を向けると、小高い台地の上に要塞のように巨大な建物群が現れた。
輝く別府湾を眺めているうちに飛行機は降下を始め、阿蘇のカルデラと外輪山(がいりんざん)が迫ると間もなく、長い滑走路が左手に見えてきた。
ふと真下に目を向けると、小高い台地の上に要塞のように巨大な建物群が現れた。
会員の方は