[永田町風雲レポート]麻生太郎、たったひとりの幕切れ

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飼い犬岸田に嚙まれて大ピンチ。
空気の読めない失言の帝王に、
もはや周りも呆れ顔

外務大臣を「おばさん」呼ばわり、ひとりで「派閥存続」を主張――これまでなら許されたかも知れないが、今回はどうも様子が違う。あの「麻生閣下」といえども、時代の流れには逆らえないのか。

あからさまにイライラ

「ああ、なんか置いてあったね、ハハハ……」

 本誌記者の直撃に、菅義偉は苦笑して答えた。

 2月1日の衆議院本会議。議場の右後方部は自民党ベテランの指定席で、麻生太郎、菅、逢沢一郎、石破茂が並んで座っている。途中、菅が席を離れると、麻生はすかさず自分の鞄を菅の席に置き、書類に目を通し始めた。



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