日本企業、「令和の逆襲」がはじまる

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東大初の経営学博士の分析

カネの論理よりヒトの論理で動く企業が躍進

任天堂、ワークマン、京セラ、サイゼリヤ ほか

日本企業はアメリカに完敗した――そう言われ始めてから久しい。しかし希望を捨ててしまうのはまだ早いだろう。日本企業が誇る現場の「ヒト」こそが、これから開幕する「逆襲劇」の主人公なのだ。

稲盛和夫は見抜いていた

 昨年は企業の不祥事が目立った年でした。中古車販売のビッグモーターは保険金を不正に請求していたうえ、社内でのパワハラまで発覚。また旧ジャニーズ事務所では、もっとも大切にすべき所属タレントを傷つけていたことがわかりました。どちらも顧客や社員の人間性を無視し、「ヒトという価値」を損ねていた点では同じです。



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