「おとなの独学」をはじめよう[文章術][美文字][ニュースの見方][武道]

[ptitle]
六十にして耳順う――
人はいくつになっても
成長できるから

知らずに死ぬなんて、もったいない!
豪華講師陣が、楽しく学ぶコツを教えます。

辰年は成長や飛躍の年といわれる。暗いニュースに塞ぎがちなときこそ、清新な気持ちで学び始めよう。達人たちの知恵を借りれば、いままで気づかなかった自分の「伸びしろ」がきっと見えてくる。

【1】
いきなり「自分史」は難しい。
それなら人生が豊かになる「簡単文章術」

 江戸で水道工事を生業にしていた松尾甚七郎という人物の名を聞いて、ピンと来る人は少ないだろう。「人生五十年」と言われる当時、40歳すぎで諸国をめぐる旅に出て、その後亡くなるまで好きな俳句に没頭した。「芭蕉」の号で歴史に名を残した彼が『おくのほそ道』を脱稿したのは、51歳で亡くなるわずか半年前のことだった。



会員の方は