藤田一照 世にもあかるい「死のレッスン」

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シリコンバレーでも
大人気の禅僧が語った、
よりよく生きるための
心の持ち方

死。人はたいてい、このよくわからないものから、目を背けて生きている。しかし、禅僧・藤田一照さんは、朗らかに死との対面をうながす。読めば勇気が湧いてくる、死のレッスンの開講です。

エコーのように響く衝撃

 神奈川の逗子駅から車で約20分、住宅がポツポツと並ぶエリアに、林に囲まれたその山荘はあった。

「ああ、早いですね。いま火を入れるところだったからまだ寒いですよ」

 約束の時間より少し早く記者が訪れると、作務衣姿の藤田一照(いっしょう)さん(69歳)が囲炉裏に炭を入れ、迎えてくれた。動作が驚くほど身軽だ。



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