経済の千里眼 似鳥昭雄[ニトリホールディングス会長]が大波乱の2024年を読み切る!

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全国民必読!

超円安と景気の先行きはどうなるのか。
そして、世界と日本の株価は?

「この円安は想定外だった」。自身の見通しの甘さを素直に認める。すかさず手を打って業績を改善させるのが、名経営者と呼ばれる所以だ。似鳥氏の目に未来はどう映っているのか。すべてを語った。

小売業が迎えた試練の時

 何事も、ピンチはチャンスと申します。変化を恐れない姿勢が、新しいビジネスを生み出すのだと改めて思いました。

 ニトリホールディングスは主に海外で製造した商品を日本へ輸入して販売しています。だから私も、為替動向には最大限の注意を払ってきました。ところが2年ほど前から想定外の円安が始まり、一時は1ドル=150円を超え、大変なことになったと思いましたが、経営に想定外はつきものです。すべての事業、コスト構造を見直しました。



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