青学・原晋監督「箱根駅伝の闇」すべて話す

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100回大会を機に、変わらなければいけない――

「嫌われたって構いません。陸上界の未来のために言っていますから」。インタビューの途中、原監督はきっぱりとそう語った。20年にわたり最前線で箱根駅伝に携わってきた名指導者の覚悟の提言。

全国化の茶番とメリット

 大谷翔平選手や三笘薫選手など、近年、野球やサッカーといった競技では世界でもトップクラスの選手が数多く出てきています。

 一方、マラソンを含む陸上の長距離走はどうか。かつては瀬古利彦さんや中山竹通(たけゆき)さんなどが活躍しましたが、'00年代から世界との差がどんどん開き、男子の世界大会でのメダル獲得は'05年ヘルシンキ大会までさかのぼらなければなりません。



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