東大の元同級生が緊急寄稿「木原誠二君、遺族の慟哭を聞きなさい」

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刑事告訴で事件は再び動き始めるか?

なぜ、説明責任を果たさないのか。なぜ、メディアは沈黙を続けているのか。重苦しい空気を払いのけるため、大手テレビ局の現職法務部長は筆を執った。丹念な取材から、「木原事件」の真実に迫る。

取材・文/
西脇亨輔
(テレビ朝日法務部長)

種雄君の怨霊が……

 会社に進退伺を出した。

 長年お世話になった会社で、無事定年まで勤めあげるつもりだった。

 でもこの原稿を書くならそうするしかなかった。会社に迷惑や圧力があってはいけない。



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