[スペシャル対談]養老孟司×茂木健一郎

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「日本の歪(ひず)み」を考える

ジャニーズ問題と外圧/
憲法9条というタテマエ/
大震災と社会の変化/
ヤンキー対オタクのせめぎあい

どうして変な事件が起きるのか? なぜ生きにくい世の中なのか? その答えは外国文化を取り入れ発展したことで生じた「ひずみ」にあるかもしれない――碩学ふたりが日本の限界と可能性に迫る。

天変地異しかないのか

茂木:今の日本社会には様々な「ひずみ」が現れつづけています。それは日本の近代化が様々な無理を重ねて行われてきたからではないか――。

 そんな意識から、養老先生と批評家の東浩紀さんと3人で、近代日本について討論した『日本の歪(ひず)み』(講談社現代新書)をこのたび刊行しました。日本を考えるには、「ひずみ」が一つのキーワードとなると思ったからです。



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