会う食べる飲む、また楽しからずや 第五百三十一回 岩井志麻子さんの巻

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友人に誘われて
訪れた被災地で知った
人の絆と伝統の力――。
その温かさは私たちを包み
"復興"の歌を奏でる
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絵/大崎吉之
「チリクラブ」
舌の上で踊る濃厚な滋味と
脳天を突き抜ける辛さ――。
この味を堪能したいが故に
空を駆けて、シンガポールへ

○月×日

 シンガポールの中心地オーチャード・ロードからタクシーで15分ほどのゲイラン地区にある『無招牌海鮮』というシーフードレストランが大好きで、その店を訪れるためにシンガポールへ行くほどです。シンガポールといえばマリーナベイ・サンズなど先進的なイメージがありますが、東南アジアの雰囲気を堪能したいなら絶対にゲイラン地区がおすすめ。日本でいえば歌舞伎町のようなイメージかな。こういうところに現地の人が訪れる名店が多いんですよ。



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