[新連載]興銀秘史 カネの匂いがした時代

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第1回
二人の「天皇」に仕えたバンカーの告白

昭和、平成の金融業界はこんなにも刺激的だった

かつて日本には世界最大の銀行があった。そしてこの巨大銀行には「財界の鞍馬天狗」の異名を持つ中山素平と、その後一時代を築いた池浦喜三郎の二人の伝説的なバンカーがいた。興銀裏面史を辿る。

取材・文/
ノンフィクション作家
森 功

かつてのトップバンク

「少し青臭く、書生っぽい感じがするが、我々が持っているDNAのようなものでしょうね。(日本のシンクタンクとも称された)産業調査部も健在だ。カーボンニュートラルの達成や国際競争力の強化などでグランドデザインを描き、企業の皆さんと議論しながら実現していく」



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