縄文を読む「土偶論争」が面白いことになっている
社会 | 2023.07.15 |
歴史読み物
全国各地で2万点も発見
みんなはまり込んで、大騒動に
「土偶はいったい何のために造られたのか」。AIが人類の知能を超えるかと言われる令和の時代に、「土偶論争」が盛り上がっている。なぜ日本人は、こんなにも土偶に魅せられつづけるのか――。
全国各地で2万点も発見
みんなはまり込んで、大騒動に
「土偶はいったい何のために造られたのか」。AIが人類の知能を超えるかと言われる令和の時代に、「土偶論争」が盛り上がっている。なぜ日本人は、こんなにも土偶に魅せられつづけるのか――。
あの食べ物にソックリ
今年1月、考古学の世界を驚愕させるある出来事があった。福島県柳津町で約5000年前の縄文土器が復元されたのだ。
土器の発見自体はそう珍しいものではないが、注目すべきはその取っ手部分。高さ約17㎝の土偶が付いていたのだ。左手には腕輪のような飾り、頭頂部には国宝「縄文のビーナス」と類似した、反時計回りの渦巻き模様。土偶付きの土器としては国内最大級のサイズで、当時の文化を窺い知ることができる貴重な資料として、研究が進められている。
土器の発見自体はそう珍しいものではないが、注目すべきはその取っ手部分。高さ約17㎝の土偶が付いていたのだ。左手には腕輪のような飾り、頭頂部には国宝「縄文のビーナス」と類似した、反時計回りの渦巻き模様。土偶付きの土器としては国内最大級のサイズで、当時の文化を窺い知ることができる貴重な資料として、研究が進められている。
会員の方は