ちゃんと死ねるかな

[ptitle]
巻末大特集

「できるかな」「なかなか難しいな」そうやって、いろいろなことに挑戦して、人は成長する。そして人生の最後に挑む壁が「死」だ。亡くなったあの人たちは、どんな思いでそれを乗り越えたのか。

死ぬときって、どれだけ苦しいんだろう/死の間際に、何を考えるんだろう/残された家族は、死んでいくときどう見ているんだろう/明日死ぬなら、誰に、何を残しておいたほうがいいんだろう/最後の一日が決まっているなら、どう過ごしたらいいんだろう/格好悪い死に方って、どういうものだろう/迷惑をかけない死に方ってなんだろう

死ぬときって、
どれだけ
苦しいんだろう

「裕次郎のようには達観できないんだよ、俺は」

 昨年、2月に亡くなった作家で元都知事の石原慎太郎さん(享年89)は晩年、こうもらしたことがあるという。

 誰でも死ぬのが怖い。当たり前だ。死は、誰にとっても「初めて」の経験だからだ。昭和らしいマチズモの象徴だった慎太郎さんもまた、死に対して恐れを抱かなかったはずがない。息子でタレント、俳優の石原良純さんが語る。



会員の方は