広末涼子のラブレターを考える

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なぜ人の心を思わず打つ
これは文学だ

日本の和歌に西欧のソネット――時代や場所を問わず、愛情が昇華すると文学は生まれる。恋心を真っすぐに綴った点では広末涼子も同じだ。赤裸々に愛を語る文章にこそ、人を引きつける力がある。

真っすぐに綴られた愛情

〈泣かせてくれて、きもちくしてくれて、いつもどんな時もあなたらしく居てくれて、対峙してくれて…本当にほんとに、ほんとうに、、ありがとう〉

 丸みを帯びた可愛らしい文字で丁寧に書かれた、ひらがな混じりの柔らかい文面。何よりも一人の女性の温かい「真心」が伝わってくる。つたなく見えるが独特の感性を感じさせるこの文章は、女優の広末涼子が書いたものだ。



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