自公連立、24年目の寂しき結末

[ptitle]
ドキュメント

同床異夢ほど悲しいものはない

すべては票のために、
すべては池田大作のために――

政策と信念で共鳴し手を組む、それが連立のあるべき姿だろう。だがこの国の与党は長年、数合わせと打算だけで歪(いびつ)な関係を続けてきた。積もり積もった矛盾と不満――こうなることは必然だったのだ。

学会員はもう応援しない

「『自公の信頼関係は地に落ちた』ぁ? ……その言い方はないだろうよ」

 公明党幹事長・石井啓一の発言を伝え聞いた総理の岸田文雄は、眉間に深い皺を寄せ、ぶっきらぼうに言ったという。

 次期総選挙の小選挙区で、東京の自民党候補に推薦を出さない――公明党執行部からの通達を受け、自民中枢はいっそう態度を硬化させた。



会員の方は