会う食べる飲む、また楽しからずや 第五百二十二回 立川小春志さんの巻

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冷えたグラスを傾けて
芳醇な麦酒を喉で味わいつつ
頭に描くのはこれからのこと。
一期一会の高座を重ねて
さらなる成長を願う
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絵/大崎吉之
「刺盛」
どこかの海の近くでいただくような
忘れえぬほどの美味な魚。
数多の旨い魚を体験した
落語家の舌をも唸らせる

○月×日

 私は、10年ほど前からクラフトビールにはまっています。きっかけになったのが高円寺にある『ビアカフェ 萬感』です。店がオープンして1年目、私は二ツ目になったころで、先輩と一緒に店内で行われた落語会で高座に上がりました。終演後、口にしたのが城端麦酒の「アールグレイ」というビールです。紅茶の風味が最後のひと口まで感じられて、すぐに虜になりました。それ以来ずっと通い続けています。



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