変われない自民党「統一教会」議員たちの選挙現場

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6月解散総選挙レポート

山際大志郎 萩生田光一 木原誠二

地元の有権者たちは許しているの?

「統一教会とは縁を切る」。そう政権と自民党の幹部たちは言い募るが、ことはそう単純ではない。衆院解散が迫る中、国民は静かに不信を募らせている。選挙に踏み切れば、「番狂わせ」が必ず起こる。

ポスターを剥がされて

「無名より、悪名高いほうがいいよ。ハハハ」

 今年3月、地元の神奈川県川崎市で開かれたある会合で、山際大志郎(だいしろう)・前経済再生担当大臣はこう言って笑ったという。

 岸田文雄総理は、総選挙の腹を固めた。上昇に転じた政権支持率は、広島サミットでもう一段上がる。勢いに乗じ、6月の国会会期末に解散を打つ――自民党はそんなシナリオを描いている。



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