なんだか黒いぞ、大阪万博 「アンチエイジング」の噴飯な実態

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連続追及第4弾

グレーな利権屋たちが群がる
奇怪な万博メインテーマ

2年後に迫る大阪万博では、アンチエイジングに関する展示が数多く盛り込まれる予定だ。これを商機とばかりに利権屋は動き始めている。その象徴的なイベントが「アンチエイジングフェア」だった。

ノンフィクション作家
森 功

3000万円を支払え

〈アンチエイジングフェア2022 11・18FRI-20SUN フジテレビ本社屋 入場無料〉

 昨年11月18日、東京・台場のフジテレビ前でそう書かれたチラシを受け取り、玄関ロビーに入った。チラシには〈主催:フジテレビジョン/日本抗加齢協会〉とある。文字通り広く一般に開放された健康イベントだ。私がそこを訪れた理由は、大阪大学大学院医学系研究科寄附講座教授の森下竜一(60歳)が講演すると聞いたからだった。



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