会う食べる飲む、また楽しからずや 第五百十一回 笹野高史さんの巻

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コロナの自粛明けに
気を許せる仲間と
ささやかな会食を楽しんだ。
改めて思い出す
舌の喜びと心の幸せ
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絵/大崎吉之
「吉田のうどん」
富士の頂を遠くに眺めながら
家内といただくうどんを
力強く嚙み締めれば
幸せが心にじんわり染みていく

○月×日

 3年以上続いたコロナ禍で、友人と会食する機会がめっきり少なくなりました。舞台が千秋楽を迎えても、制作側から会食を控えるようにと言われていたほどですから。そんな中、去年の暮れ、久しぶりに所属事務所の大先輩、津川雅彦さんの映画仲間たちと少人数で忘年会を行いました。



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