大特集 超長寿社会ニッポン人の悩み この先、どこまで生きるべきか

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子供に先に逝かれる「恐怖」見えない、聞こえない、歩けない、よく分からない「もどかしさ」

60年前と比べて、日本人の平均寿命は20歳以上も延びた。いまや、80歳まで生きるのは当たり前。この先、いったい我々はどこまで長生きするのか。「超長寿」の世界では、どんな現実が待っているのか。
第1部 90歳、100歳まで生きて本当に幸せか
「おう、遊びに来たのか。どこへ行こう。空き地でキャッチボールでもするか? それとも自転車に乗るか」
こう声をかけられて、坂本武彦さん(83歳・仮名)は言葉を失った。そこには、椅子に腰かけ、無邪気に笑う親友の吉岡正さん(仮名)がいた。


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