[涙の秘話]あなたを忘れない 海と大空に散った魂の物語

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12・8
真珠湾攻撃から80年目の真実

部隊900人のほとんどが終戦までに戦死
「英雄」に祀り上げられた男たちが辿った運命とは――

真珠湾の英雄となった男たちは過酷な運命に翻弄され、散っていった。妻を想い、家族を想い、彼らはどう生き、死んでいったのか。忘れてはならない物語がここにある。


〈うとうとやって居るとお前の夢を見た。どんな夢だと思ふ。

 何時もお前がやって見せるオチョボの顔をして笑ってゐる夢だった。

 おいと言って抱こうとすると、丁度其の時、従兵に起こされた。

 残念であった。もっとお前と逢ってゐたかった〉

 これは、太平洋戦争に参加していた兵士が、1943年9月4日に妻へ綴った手紙だ。



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