プロ野球「戦力外通告」10年後の苦悩、20年後の葛藤

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オフに消えたあの選手たちの後半生

工事現場監督になった男/
事業失敗、麻雀教室を開いて/
出前館のアルバイトに励む/
今は貧乏YouTuber

その日は突然訪れる。これからどうすればいいのか。どうすれば活躍できたのか。後悔は募るばかりだが、人生は続く。泥だらけになりながらも、プロ野球で戦った経験を誇りに生きる彼らの姿を追った。

菓子パンで空腹をしのぐ

「来季、君とは契約しないから」

 '09年10月3日、クラブハウスに呼び出された元横浜の古木克明(42歳)は、戦力外通告を受けたときの気持ちを、今も鮮明に覚えている。



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