週現『熱討スタジアム』第450回 映画『家族ゲーム』を語ろう 今週のディープ・ピープル 宮川一朗太×金子修介×速水健朗

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松田優作が型破りな
家庭教師役を熱演した

海から現れた家庭教師・松田優作が仮面家族の日常をぶち壊した。横並びの食卓、半熟の黄身をチューチュー吸うお父さん。異様なシーンが映画界に衝撃を与えた。

主役候補は桑田佳祐だった

宮川:『家族ゲーム』の沼田茂之役のオーディションを受けた当時の僕は、16歳の高校生。すごく生意気な子供でしたね。

 劇団に所属して何度も映画のオーディションを受けて、10回以上落ち続けていました。どうせ僕なんか、と投げやりな気持ちだったし、失礼なことに「よくわかんない、つまんなそうな映画だな」とさえ思っていた。せっかく書類選考を通って面接で特技を聞かれたのに、そっぽ向いて答えたりして(苦笑)。



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