「私を待っていた、あまりに残酷な運命」

[ptitle]
他人事だと笑えますか?

くも膜下出血で倒れた新聞社運動部長の告白

奇跡の生還、だけど退職、妻と娘は去っていき……

酒もタバコも大いにやり、ビッグイベントを取材して記事を書く。そして女性との逢瀬も楽しんだ。しかし人生を謳歌していた彼を突然、病が襲う――。人間の運命とはなんとはかないものなのか。

体力には自信があったのに

「私が産経新聞の運動部長に就任したのは、2018年5月、48歳の時です。それまでは主に五輪関係の担当を長くつとめていました。夏季は水泳、冬季はスキーが多かった。アトランタ五輪で取材をした競泳日本代表の青山綾里は、後に我が社に入社して私の部下になっています。



会員の方は