アビガンとはなんだったのか

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「とにかく承認を急げ」

「『観察研究』という名目で1万5000人の患者にアビガンを投与したのは、非常に危険な行為でした。観察研究は治験と違い、承認された薬を投与して経過を見るもので、有効性は証明できない。『うまくいったら承認につなげよう』という魂胆だったのでしょうが、観察研究という名目で未承認の薬を投与することは正式なプロセスから大きく逸脱していますし、それを許したら何でもアリになってしまいます」(江戸川大学メディアコミュニケーション学部教授の隈本邦彦氏)



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