[追及スクープ]なんだか黒いぞ、2025大阪万博[前編]
社会 | 2022.10.14 |
「大阪ワクチン」失敗のお騒がせ男が
なぜか万博の総合プロデューサーに……
東京五輪によく似た構図が展開中
巨額のマネーが動くビッグイベントでは、華やかな表舞台のウラ側に深い闇が存在する。昨年の東京五輪がまさにそうだった。そして、大阪万博でも、納得し難い不可解なスポンサー選びが行われていた。
ノンフィクション作家
森 功
なぜか万博の総合プロデューサーに……
東京五輪によく似た構図が展開中
巨額のマネーが動くビッグイベントでは、華やかな表舞台のウラ側に深い闇が存在する。昨年の東京五輪がまさにそうだった。そして、大阪万博でも、納得し難い不可解なスポンサー選びが行われていた。
ノンフィクション作家
森 功
協賛企業を決めるキーマン
かつてコロナ特効薬として「嘘のようなホントの話」と紹介されたうがい消毒液があった。それに近い受け止め方をされてきたのではないか。
大阪大学発の創薬ベンチャー「アンジェス」の新型コロナウイルスワクチンのことである。ウイルスの遺伝情報を操作する「国内初のDNAワクチン」と鳴り物入りで'20年3月から開発を始めた。翌4月には、大阪府知事の吉村洋文が「オール大阪でバックアップしたい。9月にも実用化したい」と大きく鼻を膨らませ、アンジェスも「年内100万人にワクチンを提供したい」と大風呂敷きを広げて臨床試験に入った。
大阪大学発の創薬ベンチャー「アンジェス」の新型コロナウイルスワクチンのことである。ウイルスの遺伝情報を操作する「国内初のDNAワクチン」と鳴り物入りで'20年3月から開発を始めた。翌4月には、大阪府知事の吉村洋文が「オール大阪でバックアップしたい。9月にも実用化したい」と大きく鼻を膨らませ、アンジェスも「年内100万人にワクチンを提供したい」と大風呂敷きを広げて臨床試験に入った。
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