三谷幸喜の脚本を読む 義によって小栗旬が大泉洋を殺す時

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『鎌倉殿の13人』はさらに衝撃の展開へ
佐藤浩市の死が指し示す恐るべき未来

『新選組!』『真田丸』に続き、3度目の大河登板となった三谷幸喜脚本による『鎌倉殿の13人』。開始からのコメディ路線を担った大泉洋が、恐ろしい権力者の顔を見せ始めている。はたしてこの先は。

「お前も斬る!」

 粗野でしたたかで、しかし誠実な心根を持った者が次々に殺されていく。上総介広常(かずさのすけひろつね)、木曽義仲……殺戮の中心にいるのは源頼朝だ。大河ドラマ『鎌倉殿の13人』は、脚本家・三谷幸喜自身が明かした「序盤のクライマックス」を迎えている。



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