防衛省が覚悟する「北海道決戦」シナリオ

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自衛隊とプーチンのロシア軍はやがて激突

拉致されたウクライナ人が最前線へ
その時、旭川はマリウポリになる

プーチンはもはやどう動くか分からない。近年は中国と北朝鮮への警戒ばかりが叫ばれていたが、いまはロシアこそ、もっとも予断を許さない相手である。そして、その最前線は「北の守り」の要、旭川だ。

3ヵ所から同時侵攻

 北海道旭川市は明治時代中期から「軍都」として栄えた。「最強師団」と謳(うた)われた、大日本帝国陸軍第7師団が駐屯し、旧ソ連に対する北方の守りを担う最重要拠点だったからだ。

 現在も陸上自衛隊の中で「精鋭」と呼ばれる、北部方面隊直轄の第2師団が司令部を置く。約8000人を擁し、最新鋭の装備を有する全国でも最大規模の師団である。



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