「あの官邸官僚」が有名企業に「巨額おねだり」

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森功スペシャルレポート

大阪・関西万博の裏ではしゃぐ悪い奴ら

安倍・菅両政権で権力の中枢を占め、あらゆる政策を差配してきた異形の官僚。「主」の退陣で鳴りを潜めていたが、またぞろ動き始めた。官邸で手にした権勢を、自らのために使おうとしているのだ。

断れない相手

 手元に一通の書類がある。題して「アドバイザリー契約」――。いわゆるコンサルタント契約の文書だ。コンサルタント委託者は甲、受託者は乙となっている。乙が「株式会社住宅・都市政策推進機構」だ。昨年末以降、この契約書類がPDF化され、日本の名立たる不動産開発業者や大手住宅メーカーの首脳宛てにメールで届いた。その数、実に10社近くにのぼる。



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