[巨弾ノンフィクション]丹波哲郎は二度死ぬ 第6回 深作欣二と築いた『キイハンター』の時代

[ptitle]
大スターはなぜ、晩年に「大霊界」へ傾倒したのか

今でも昭和の傑作ドラマとして名高い『キイハンター』と『Gメン'75』。その中でも丹波演じる「黒木ボス」の存在感は圧倒的だった。丹波と共演した数々の役者が、制作現場での秘話を明かした。

野村進(ノンフィクションライター)

5000人のファンが殺到

 毎週土曜の夜9時にテレビをつけると、丹波哲郎が画面に出てくる。1960年代末から'80年代はじめにかけての週末には、そんな光景が全国いたるところで見られた。



会員の方は