[感動の証言シリーズ]いつか花咲く、遠き故郷を想う

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父よ、母よ、竹馬の友よ
記憶の中にいるあの娘よ

「あなたがいたから、私は生きている」

年の瀬、正月になると思い出すのは懐かしい郷里。故郷へ帰れる人、帰れない人はそれぞれだが、誰もが生まれた場所に思いを馳せる。故郷を離れ何十年も経ったけれど、あの景色を忘れることはない。

山本譲二(歌手)
「歌が上手いんやね。歌手になりなよ」
初恋のあの人の言葉で人生が変わった

「18歳で故郷を飛び出して、50年以上が経ってしまった。年末年始のこの時期になると、生まれた町を思い出します」

 歌手・山本譲二さん(71歳)はゆっくりと目を閉じ、語り始めた。



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