「お父さん、気持ち悪い」スマホの中身を、死後家族に見られる悲劇について

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どんなパスワードでも、開けられます

スマホの中に家族に見せたくない「秘密」が入っている――。そんな人は少なくないだろう。残された人を失望させないために、死後も父としての威厳を保つために、できる限りのことはやっておきたい。

娘は呆然とした

 1・1・0・8――。

 山下陽子さん(55歳・仮名)が亡くなった父・友夫さん(享年79・仮名)の誕生日の数字を入力すると、そのスマホは簡単に開いた。



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