100歳まで生きる人たち その「生活のリアル」と「微妙な感情」について

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全国8万6000人

本人に、ストレートに聞いてみた
どんなときに幸せを感じているか?
毎日どうやって過ごしているのか?
家族との折り合いはどうか?
孤独をどう感じているか?
生きててよかったと思うか?

今年度、約4万4000人が新たに100歳を迎える。この長寿社会でその数はどんどん増え、あなたもやがて100歳に達するかもしれない。その日常には、長生きゆえの明るさ、悩み、哲学があった。

周りはみんな死んでいった

「とくに長生きしようと思っていたわけではなくて、ただ自然のなすがままに任せていたら、いつの間にか長生きしてしまったんです」

 今年5月で111歳を迎えた、日本人男性の最高齢者である上田幹藏(みきぞう)さんは、ゆっくりと本誌記者に語った。現在は奈良県内の介護老人保健施設に入所し、孫やひ孫とのオンライン面会を励みに毎日を過ごしている。



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