オリックス・宮城大弥はなぜ極貧生活から這い上がれたのか

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特別読み物

電気・水道も止められ、6畳一間に4人暮らしの実家。
つぎはぎだらけのユニフォームとビニールのグローブでのし上がった

昨年まで最下位だったオリックスが、今年は首位を突っ走っている。リーグ1位の勝ち星でチームの快進撃を牽引する若き左腕の歩んできた道には、想像を絶する「貧困」の壁が立ちはだかっていた。

「百均」のバットを握って

「電気代を払えず、頻繁に電気が止まるのでマッチとローソクは手放せない生活を送っていました。ガス料金も払えなかったので、真冬になるとポットのお湯で体を拭いてしのぎました。こんな家庭なのに、息子は文句ひとつ言わず、ただただ野球に打ち込んでいました」



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