残される妻 残される夫のために いまやっておくべき準備

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やっておかないと、最大の心残りになるんです

――家族信託から自宅修繕、
身元保証サービスまで

残される妻は、夫は、ひとりで暮らしていけるだろうか――。何もせず老いていけば、こんな「後悔」を抱くことになる。完璧な準備は、長年連れ添った相手に渡せる「最後のプレゼント」なのだ。

遺言書にひそむリスク

「夫だって、最後を迎える準備をしていなかったわけではないんです。遺言書で長女に向けて『400万円を相続させる代わりに、母さんの面倒を見るように』と書いてくれた。ところが、その内容はまったく守られているとは言い難く……」

 こう肩を落とすのは高野美代さん(78歳・仮名)だ。2年前に夫を亡くし、関東近郊の一軒家でひとり暮らしを続けている。



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