女子ゴルファーの「プロテスト」は かくも過酷、かくも非情

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今週の勝手に女子ゴルファー 拡大版

密着ドキュメント

10年間費やした時間も努力も、一瞬の運が台無しにする

実力派選手が次々台頭し、注目を集めている女子プロゴルフツアー。しかし、あの檜(ひのき)舞台に立つためには、大きなハードルを超えなければいけない。高い壁に阻まれ、涙を飲む選手が無数にいる。

一人ずつ名前を呼ばれて

 6月25日、茨城県の静(しず)ヒルズCCで行われた、2020年度プロテストの最終テスト4日目。

 桑木志帆さん(20歳)はホールアウトしてからずっと、自分の名前が呼ばれるのを待っていた。

 1人目、2人目……。成績上位者から順に、JLPGA(日本女子プロゴルフ協会)の職員から名前を呼ばれ、どこかへ連れて行かれる。



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